それは日本に古来からある療養方法。
多くは旅館に数週間滞在して疲れや体の傷みを癒すというスタイル。
タンジェでは手足湯、またはご自宅でのご入浴でトロンという治療泉(放射能泉)を健康増進にお役立ていただきたいと考えています。
温泉のうち特に治療の目的に供しうるものを「治療泉」と定義し、その中で温泉水1kg中に111Bq以上のラドンを含有するものを放射能泉と規定(1978年5月環境庁自然保護局長通知)
※タンジェで扱うトロン原水は223Bq(規制値は350Bq)です。毎回専用機器で作成しますため、通常の温泉療養地と異なり気象状況に影響されることがなく安定した治療泉の提供が可能です。
(※畑晋博士(理化学研究所で放射物理化学分野で活躍し、トロン開発のルーツ)の開発した弱酸性下での抽出方法に基づき開発した生成装置を使用しています。)
-トロンとは-
トロンはラドンの一種です。
ラドン(Rn)とは、ラジウム(Ra)のα崩壊によって生成される娘元素のことで、常温では気体でラドンもα線を放出してポロニウム(Po)になります。
ラドンは水によく溶け、脂質にも比較的よく溶けます。
肺からよく吸収され、血液に入って全身に送られ、脂肪の多い内分泌腺・神経鞘などに取り込まれるとされています。
核種を区別して222Rnをラドン(狭義)、220Rnをトロンと呼びます。
ラドンは、物理的半減期が3.82日と短い上に、気体のため体内に入っても肺気から呼気とともに出て行くなど、生物学的半減期も短く30分とされます。一方、トロンの物理学的半減期はさらに短く、55.6秒です。
-ラドンの作用機序について-
いまだ全ては解明されているわけではありませんが、その一つとして、放射線分解によって生体に生じた少量の活性酸素が、解毒、細胞代謝、ミトコンドリア内でのエネルギー変換、酵素などのタンパク質や生理活性物質への刺激(情報伝達因子)として好作用した結果なのではないか、と考えられています。また、本来私たちの体に備わってい抗酸化機能(活性酸素が過剰にならないよう制御)がありますが活性酸素を消去する酵素活性がラドンによる低放射線によって高まることが示唆されています。
さらに、リウマチ、関節炎、筋肉痛、神経炎に対する有効性も認められており、ラドンからの低放射線が脳下垂体を刺激して副腎皮質ホルモンの分泌を活性化したり、脳内ホルモンの一種で様々な痛みを緩和する作用を持つメチオニンエンケファリン、βエンドルフィンなどの分泌促進することに起因するものであると考えられています。
近年、放射線には障害が発生する領域と何も起こらない領域の間に、生体防御機能(坑酸化機能、遺伝子修復機能、変異細胞除去機能、免疫機能)が働く領域があることが示唆されており、ラドン効果もその一つであると考えられています。
さらに、糖尿病、アルツハイマー病、動脈硬化など多くの疾病にも活性酸素が関与していることが知られており、新陳代謝、細胞膜の保護、抗酸化機能、免疫機能など、老化に伴い低下するこれらの機能が、低放射線によって総合的に活性化され、老化の防止につながる可能性があるとされています。
タンジェではトロン浴をできるだけ予防やメンテナンスという意味合いで未病の段階で一人でも多くの方に使ってもらいたいと考えています。
疲れたなぁ、しんどいなぁ、何となく体調が心配、と思った時に是非お若い方や働き盛りの方々にこそおススメしたいカジュアルなトロン湯治です。